SIMフリースマホ 「HTC Desire EYE」 レビュー


2015/12/14 更新

仕事用の携帯として使うため、スマートホン「HTC Desire EYE」を購入しました。
デザインが良く、前から欲しいと思っていましたが、海外でしか発売されていませんでした。 HTCが日本のSIMフリー市場に再参入するとのことで、2015年10月17日にこの機種とDesire 626が発売されました。

機能が高いスマホとして販売されている、Desire EYEをレビューします。
私と同じく仕事で使う予定の方やSIMフリースマホで迷っている人の参考になればと思います。

スペック

OS Android 5.1(Lollipop)
ディスプレイ 5.2インチ Super LCD3(FHD)
CPU Snapdragon801(MSM8974AB 2.3GHz)
メモリ メイン2G/ストレージ(保存容量)16GB
カメラ メイン・サブ 1300万画素
バッテリー 2,400mAh
防水/防塵 IPX7・IP5X
その他 NFC対応・microSD(200GBまで)・Googleドライブ: 100GB(2年間)
※おサイフケータイは使用できません

購入する前に

SIMフリーの携帯を使うときには、各通信業者につながるための設定が必要です。また、利用している通信会社には、取り扱える電波の周波数が決まっています。

なので、事前に確認する必要があります。Docomo系の通信業者であればつながるようになっています。また、SoftBankとYmobileも利用可能になっています。
サイズは「nanoSIM」なので注意して下さい。
※auは電波方式が一部違う関係で、利用できません。auのSIMを差してみましたがつながりませんでした。

・Docomo LTE Band 1/3/19/28/
・Docomo(W-CDMA) Band 1/19
・SoftBank LTE Band 1/3/8/
・SoftBank(W-CDMA) Band 1/8/19

外観

メタルボディーのスマホでとても綺麗に加工されています。古くから金属ボディーに力を入れているメーカーなので素材を十分に生かしたデザインだと思っています。
角ばったデザインではないので小さい私の手でもフィットし、持ちやすいです。

スピーカーはないように見えますが、画面とカメラの間にあります。下も同じく画面とボディの間にスピーカーがあります。 auで発売したHTL22、HTL23、HTV31と同じく、ステレオスピーカーです。

ステレオスピーカーになっているため、音楽はもちろん、動画や映画も広がりある音で再生できます。特にネットラジオを良く聞く方にオススメできるほどの音質です。個人的には、

HTC One M7 = M8 > Desire EYE > HTL23

だと思います。M8と比べると少し音量が出ない上、高音があまり伸びません(防水のせい)。一般的なスマホと比べると十分すぎます。

HTC専用のBoomBassもちゃんと使えます。

ソフト・機能

CPU(スマホの処理を行う部品)が、Xperia Z3に搭載されているものとほぼ同じなため、とても快適に動きます。 メインメモリも常に700MB以上空いています。
ゲームも特に問題なく、3Dゲームも問題なく動きます。
今話題のデレステの3D標準はたまにフレームが落ちますが、効果音を消せば快適です。
3DレースゲームのNeed for Speedも快適でした。

EYEの3Dmark結果1 EYEの3Dmark結果2

最低限の機能を使える簡単モードも搭載しているので、スマホ初心者でも問題なく使えますし、ご年配の方も問題なく使えると思います。 UIもauで出しているHTCのスマホと同じ物を搭載しているので、カクカク動くことがなく快適です。また、時計やアイコン、文字の書体もカスタム可能です。

基本ソフトもアプリの更新で行えるため、ソフト単体で機能が追加されることがあります。スマホ本体の更新を待たなくても良いということですね。

ホーム画面1 ホーム画面2

電池持ち

通勤中や休憩中にインターネット、暇な時にゲームを40分くらいしました。私の利用方法では1日は持ちますが、頻繁に使う方は少し厳しいかと思います。

EYE電池測定1 EYE電池測定2

実際使用してみて

動作は問題なく、安定しています。液晶は色温度が低いので、白色が青くならず、発色も良いです。外でも問題なく利用できました。

1日中利用していて、気になった点が2つありました。
・バイブが少し弱い
・スクリーンショットの音が大きい

着信の時の振動が少し弱いため、鞄に入れていると気がつかないときがありました。胸ポケットやズボンに入れている分には問題ないです。HTL23より弱いかもしれません。
カメラの音は小さいですが、スクショ撮るときは、あの人カメラ撮ってるんだろうなぁ。。。と思われるくらいです。
賑やかな所だとカメラの音はほとんど聞こえないです。

まとめ

全体的にバランスの良いスマホだと思います。特に発熱もなく、画面も大きく綺麗に写り、写真も比較的綺麗に撮れます。
SIMフリーが欲しいけど、デザインで選びたい…という方にもオススメできますし、 スペックの高めのスマホを使ってみたいという方にもオススメできます。特にドコモの電波は殆ど対応しているので、端末だけ買って設定すればすぐに使えるのは良い点だと思います。

他社のスマホと差別化している点は、

1.通信業者の設定を用意(10社ほど)
2.数少ない防水SIMフリー
3.スペックが高い
4.ステレオスピーカー
5.電話での相談サービス
です。

個人的には、端末の値段が気になります。私としては、このクオリティで5万円代は安いと感じていますが、人によっては高いと感じるかもしれません。
周りの人に聞くと、「SIMフリー = 4万以下の安い携帯」という認識みたいです。

値段がネックだと考えている方は、HTCのサポートとauで培った安定性があると言う点を考慮して検討してみて下さい。