JSPの勉強もそのうちしようかと思っているので、よく使うTomcatの環境設定と導入方法についてメモということで書きます。
今回はEclipseを使わない方法でメモします。正直Eclipse使った方が楽ですけど、勉強のために使わない方法でやっている人がいるかもしれないので、参考程度に。
利用するための設定としては以下の流れで行います。
1.Java SEの導入
2.Javaの環境設定
3.Tomcatの導入
4.Tomcatの環境設定
JavaSEとTomcatの環境設定をする場合、慎重に行って下さい。
最悪、パソコンが起動しなくなる可能性があります。
Tomcatを知ってる人ならもうその点は知っていると思いますが、すでに記述してある内容は、絶対に消さないで下さい。
Javaを使うために、まずJava(JDK)をダウンロードしてインストールをして下さい。
サイトは英語です。
インストールは特に注意点もなく、画面通りに行って下さい。
インストールが完了したら、JavaSEを使用できるように、環境設定を行います。
パソコンにJavaSEの場所を伝えることで、使用できるようになります。スマホでADBコマンドを使ったり、Javaでソフトを作る人は必ず行います。
windows7の方だと、デスクトップかスタートボタンの「コンピュータ」を右クリックしてプロパティに入り、左の詳細設定を押して下さい。
上記の画像の「システム環境変数」-[Path]を選択して編集ボタンを押します。
ここに記述されてる内容を消すとPCが上手く動かなくなるので、気をつけて下さい。
一番端まで移動して、Javaのbinファイルを指定します。
例:最後の場所に;C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_45\bin と記述
この中にある「;」はファイルの区切りなので、別に指定する物があるときは、「;」を入れて記述して下さい。
次はJAVA_HOMEの設定です。「環境変数」に戻り、「システム環境変数」の新規ボタンを押して、次の内容で作成します。
変数名JAVA_HOME;
変数値javaのパス(例 C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_45)
こちらのサイトの左にある「Download」からダウンロードして下さい。windowsの人はZIPをダウンロードして下さい。
ZIPファイルを解凍したら、TomcatをCドライブの直下にコピーして下さい。(好きなところでOK)
Tomcatも環境設定が必要です。「システム環境変数」の新規ボタンを押して、次の内容で作成します。
変数:CATALINA_HOME
Tomcatの場所指定(例:C:\apache-tomcat-9.0.0)
Tomcatがあるフォルダを開き、binファイルを開きます。その中に、「startup.bat」と「shutdown.bat」があります。起動はstartup、終了はshutdownです。
例:C:\apache-tomcat-9.0.0\bin\の中
ダブルクリックして文字がずらりと出ます。そのときにエラーが出ていなければ無事起動出来ています。
確認方法としては、インターネットブラウザのURLに「 http://localhost:8080/」を入力します。
するとこの画面が出ると思います。表示されたら成功です。
考えられる点としては、以下の内容かと思われます。
1.環境変数が出来ていない
2.すでに8080が使用されている
環境設定は、JAVA_HOMEとCATALINA_HOMEの設定も必要です。設定し忘れている人を偶に見ます。 最後の所に「;」が入っていると環境によっては読み込みません
8080の番号を他のソフトが使っていると、Tomcatは使用できないので、番号を変更する必要があります。
方法は、tomcatフォルダのlibの中のserver.xmlをテキストエディタ等で開き、8080で検索してその部分を変更して下さい。
Connector port="8080" protocol="HTTP/1.1"
connectionTimeout="20000"
redirectPort="8443"
Eclipseでエラーが出る人も、この方法で行って下さい。eclipse内xmlを書き換えると偶に変な挙動をします。
あと、Eclispeで上手く動かない人は、すでにTomcatが動いているかもしれません。上の起動方法を参考に、終了してみて下さい。